このコーナーは今年42歳になろうとするおっさんが、

男のくせにシルバニアの街をつくるという暴挙に出るという企画です。

 

恋アニが動物をあつかったマンガなので

それに連動させているのもありますが、

なぜ、僕がシルバニアの街をつくろうと思ったか、

その経緯をかるくご説明させていただきます。

 

男という生き物は大なり小なり「収集癖」がある生き物なので、

僕も例に漏れず「なにかをコレクションしたい」という衝動に駆られたのがきっかけになります。

 

そこでなにをコレクションするかを考えたとき、

最初に思いついたのが「リラックマの食玩」でした。

 

なぜリラックマかと言うと、僕がコリラックマが好きだからです。

 

Amazonさんでさまざまなリラックマ食玩を検索しまくって、

「ほ~。ええなあ。かわゆすなあ~。」なんて思いながら、

1人でニヤニヤとネットウィンドウショッピングを楽しんでたんですよね。

 

そして「さあ、集めるか。」と思ったとき、

ちょっと待てよと。

 

僕の中のキムタクがささやきました。

 

食玩あつめて飾ってながめて恍惚にひたる。

 

たしかにそれもありだろう。

 

でもそれって、クリエイティブじゃなくね?

 

誰でもできんじゃね?

 

そう思った僕は、瞬時にリラックマの食玩を却下しました。

 

自分と向き合い考えたとき、

「なにかをコレクションしたい」というのは表面的感情で、

「なにかを創りたい」のが深層心理なんだなと思ったんですよね。

 

でも、自分の感情的に「あつめたい」と「創りたい」はセットになっている。

 

うーむ。

 

これはどうしたものかと考えたとき、

その答えは僕の小学生時代にありました。



 

僕は小学生のとき、おもちゃの中でも

いわゆる超合金に狂喜乱舞する男の子ではなく、

シルバニアファミリーやメイプルタウン物語といった

女の子向けのおもちゃに興味をしめしていた子供だったんですよ。

 

もちろん当時はそんな僕をバカにするクラスメートもいましたが、

僕はバカにされる意味がまったく分かりませんでした。

 

むしろ、

「え?別にいいやん。人と同じもの好きやないとあかんの?

自分の好きなものを、自信もって好きって言うたらあかんの?」

ぐらいに思ってたんですよね。

 

そんな僕を、母と祖母はなにも否定せずに、

誕生日やクリスマスになるとシルバニアやメイプルタウン物語のおもちゃを買ってくれ、

一緒になって完成していく街を見て

「かわいらしいなあ。私もこんな街に住みたいわ。」なんて言ってくれました。

 

そうやって僕は自分の過去を思い返したとき

「あつめたい」と「創りたい」という衝動がなぜ一緒になったかを考えたんですよ。

 

あ、そうか。

街が完成していないまま諦めたんだ。

 

 

そういえば、中学校にあがる段階で

「中学生にもなって男がシルバニアって!」というちょっとした小6病が発動し、

せっかく集めたシルバニアとメイプルタウン物語のおもちゃを全部すてちゃったんですよね。

 

母は家族を養うためにずっと働いていたので祖母が僕を育ててくれたのですが、

「もう、このおもちゃ捨てる。」と言ったときの

祖母の悲しそうな顔を40過ぎてから改めて思い出しました。

 

今となってはうろ覚えですが、

ちょっと飽きたのもあるかもしれないけれど

本当はもっと街を発展させたかったんじゃなかったのかと。

 

「俺、男やけど、こんなことやってんねん!」と言いたかったんちゃんうかと。

 

ほんで、もっと婆ちゃんに楽しんでもらいたかったんちゃうんかと。

 

今になってそれが

「あつめたい」「創りたい」という欲求となって出てきたんだなと思いました。

 

人は誰しも、大なり小なり過去の後悔に引きずられます。

 

そして、やらなかった後悔はやった後悔よりも尾を引きます。

 

その後悔が今、取り返しがつくものだったら、もう迷わない。

 

もう1回、シルバニアの街をつくったる。

大人なめんな。

 

 

そう思い、再びシルバニアの街をつくることを決意しました。

 

どうせ、大人買いしてそれをネットにアップしていくだけでしょ?

なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

ですが。

 

あのですね、一言いわせてください。

 

そんなしょうもない記事アップせーへんわ!

世の中にどれだけシルバニアフリークがいて、

それをネット上にアップしてる人がどれだけいると思ってるねん!

 

このネット社会、アメトークにでも出ないかぎり、

自分の好きなものを好きって言うだけじゃなんの存在証明にもなりません。

 

どうせなら僕は存在の証明をしたい。

 

それならば、ふつうの人がやっているようなことをやっても意味がないわけです。

 

ふつうにシルバニアの街をつくり、

ふつうに街が発展していく。

 

そんなもん、シルバニアやなくても日常で見れるやないかい、という話です。

 




 

だったら、せっかくこのコーナーを見てくださる方に

すこしでも楽しんでいただけるように、

『笑い』と『驚き』を提供するのが僕の役目なんじゃないかと思いました。

 

「役目」なんて言ったらおこがましいかもしれないけれど、言ったもん勝ちですし、

どこまできるか分からないのに大それたことを言いましたが、

やるからには徹底的にやったろうと思っています。

 

 

そんなわけで前置きが長くなりましたが、第一弾。

 

対面カウンセリングのときに

クライアントさまにいただいたシルバニアでまずは遊んでみました。

 

 

ああ。

 

もうこの時点で夢が広がる。

 

ていうか、大人になって余計になんか感慨深いものがある。

 

じゃあ、画像に出てくるこの子たちと家具をつかって

現段階でできるのはなにかと考えた結果。

 

こうなりました。

 

 

 

まあ、酒飲みの僕の発想です。

 

では、もうちょっと発展させてみよう。

 

 

布団に連れてけよ、という話なんですが、

今はまだ、全然シルバニア設備がないので勘弁してください。

 

こんな感じで始まりましたが、

どんどん街を拡大していく所存でございます。

 

どうか、生暖かく見守っていただければ幸いです。